乳児院とは?保育士の就職、転職のポイント

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乳児院とは

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乳児院とは、さまざまな事情で家庭での養育を受けることができない0歳から1歳までの子どもが、児童相談所の判断により入院、生活する施設です。主に乳児の養育を目的としていますが、幼児の入所もあります。

乳児院における養育は乳幼児期における社会性、人格形成に資するものでなければならず、乳児院の長は一人ひとりの乳児について自立支援計画の策定も行います。

乳児院の設備

以下の設備を設けることとなっています。

必要な施設寝室、観察室、診察室、病室、ほふく室、相談室、調理室、浴室、便所
寝室の面積乳幼児1人につき2.47平方メートル以上
観察室の面積乳児1人につき1.65平方メートル以上
入所乳児が10人未満の場合乳児の養育のための専用の室および相談室
専用の室の広さ9.91平方メートル以上、乳児1人につき2.47平方メートル以上

乳児院の職員

医師または嘱託医小児科の診療の経験があること
看護師最低7人以上(代わりに保育士または児童指導員を置くことができるが、乳児10人で2人以上、10人以上は10人ごとに1人以上)
個別対応職員
家庭支援専門相談員
栄養士
調理員調理業務を委託する場合を除く

乳児院への就職・転職のポイント

乳児院では看護師の代わりに保育士が働くことができます。人数に基準があるため、必ず必要な人員として重宝されます。またギリギリで運営している乳児院では退職者が出るとすぐに募集を行います

そして乳児院の給与は正社員の場合20万~35万位と、一般の保育士と比べて高めになっています。理由は夜勤があることが多いからです。乳児院は保育園などと違い、親の元で暮らせない子どもが入所する施設なので24時間体制となっています。パートやアルバイトであっても日勤で時給1,200円~といった給与も十分みつかります。

乳児のお世話なので動き回る幼児に比べたらと思っていると大間違い。体力的には大変です。拘束時間が長めの場合が多く、特に夜勤が入ってきた場合にはさらに大変です。また1日12時間勤務の施設も多く、週4で40時間以上働く場合も。しかし賞与などや福利厚生も充実している施設が多いので大変な分は報われるかもしれません。

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