児童心理治療施設とは
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平成29年4月1日より【情緒障害児短期治療施設】から【児童心理治療施設】に名称が変更となりました。軽度の情緒障害のある子どもを短期間入所させるか通所させて、情緒障害を治療する施設です。退所後の相談、援助も行います。
児童心理治療施設の設備
医師 | 精神科または小児科の診療経験のある医者 |
心理療法担当職員 | |
児童指導員 | |
保育士 | |
看護師 | |
個別対応職員 | |
家庭支援専門相談員 | |
栄養士 | |
調理員 | 調理業務を委託する場合を除く |
児童心理治療施設の職員
必要な設備 | 児童の居室、医務室、静養室、遊戯室、観察室、心理検査室、相談室、工作室、調理室、浴室、便所 |
児童の居室の面積 | 1部屋4人以下、面積は一人につき4.95平方メートル以上 |
居室の条件 | 男子と女子の居室を別にすること |
児童心理治療施設への就職・転職のポイント
まだ全国に46箇所程度しかない貴重な施設となっていますが、緘黙や習癖、不登校のような人間関係や環境の変化によって情緒が混乱している状態であったり、自閉症のように人とのかかわりが困難である状態の治療を行う施設として少しずつですがその数を増やしています。現在人間関係の変化によって不登校になる子どもは少なくなく、施設の重要性は増しているともいえます。
施設では施設全体を通して治療を行っていく施設として総合環境療法の立場をとっています。
- 医学・心理治療
- 生活指導
- 学校教育
- 家族との治療協力
- 地域の関係機関との連携
この中で保育士の担当は生活指導です。友達や職員と触れ合い、遊んだりスポーツをしたり、作業をしていくことで自信を取り戻す手伝いをしていきます。子どもを認め、愛情を持って接し、殻に閉じこもった子どもも徐々に集団の中へと誘っていき、集団生活や自分で行動することの楽しさを伝え、教えていきます。