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一気に増えた保険ショップ。今後の動向を探る
どの街に行ってもあるといっていい位増えた保険ショップ。こんなに増えたら今後はどうなっていくのか興味がある人もいると思います。
そこで様々な情報を集めてLifeBone!!で考えてみることにしました。
マイナス金利政策の影響で販売中止になる保険商品も増えた
マイナス金利政策を打ち出して以降、保険会社は消費者から預かった保険金の運用が難しくなり、利率の高い保険などは販売中止になるものも増えています。利率が年々下がっていた学資保険も販売中止になるものが出てきました。また、販売中止をしなかった保険商品も値上げが続いていて、今は保険に入る時じゃないと言われるほどの事態に。
年々保険ショップの知名度は向上し、客足は伸びている
しかし皮肉にも保険ショップの認知度は年々向上していて、足を運ぶ人数は増えてきています。ファミリー層に偏っていた客層も若年、高齢層にも認知され、広がりを見せています。
このため保険売上げも向上していて、新契約年換算保険料ベースで2016年は1,882億円の見込みだったものが、2017年には2,064億円と200億円近い予想がされています。2011年度には665億円ほどだったので、7年で4倍近い伸びを見せ、マイナス金利の影響を感じさせない獲得数になっています。
出典:株式会社矢野経済研究所
しかもこれは保険ショップの新規契約獲得数の推移と並行していることが特徴。2011年には60万件程度だったものが、2017年には203万件を獲得する予想が出されており、保険ショップの躍動が直接保険の新契約に結び付いている形です。
出典:矢野経済研究所
現在は保険業法改正の影響で店舗出典はやや伸び悩み
保険業法の改正に伴い、店舗数拡大には様子見の傾向が強まっているが、店舗数拡大を積極的に考えている企業は少なくなく、この間にスタッフの質向上を行い、サービスの均一的な提供を図って準備をしているようです。
日本の景気が不透明な間は、保険に入りたいと思った時が入り時
現在はマイナス金利政策で利率のいいものから販売中止になり、値上がりが始まっています。だからといって今後日本の経済が急激に回復する目途は立っておらず、今後はさらに値上げが進んでいる可能性も高いといえます。
景気の回復を待つには5年、10年という長い時間が必要で、それまで保険に未加入で待つことは難しいと思いますので、「保険を見直したい」「新規加入したい」と考えた時に加入しておくほうが結果としてお得になると考えられます。