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がん診断、入院、手術のそれぞれの給付金がキーポイント

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がんであっても健康保険が使えますので普通の病気と変わりません。しかしがんには免疫治療や陽子線治療など健康保険が使えない治療が存在します。このためがん保険に入って備えることになります。

がん保険の基本構成はがん診断、入院、手術の3つのポイント。基本的には入院は日数無制限で1日あたり1万円、がん診断で100万円が平均的な保障内容となってきています。手術に関しては所定の手術を受けられたときいくらと、各社によって違いがみられます。

がんの治療は多様化し、通院のケースが増えています

がん通院給付金がある保険も多くなってきましたが、実態としては3週間に1度の抗がん剤治療では月1万円程度しかもらえません。自己負担額分をまかなえる抗がん剤治療特約とすることでがん通院のための治療費をやっとまかなえるともいえます。

出典：国立研究開発法人国立がんセンターがん対策情報センター「部位別5年相対生存率 2003～2006年診断」

5年生存率を見てみると皮膚、乳房、子宮体部、甲状腺、前立腺辺りは80%以上の確率で生存していますが、肝および肝内胆管、胆のう・胆管、膵臓、男性の肺、男性の食道、脳・中枢神経系、多発性骨髄腫、男性の白血病は40%以下と低い数値が出ています。なかでも膵臓がんは10%以下と治療をしても命を救い難いがんです。

治療をしても命を救い難いがんはそれだけ治療期間が長くなります。がんにかかる部位によってこれだけの違いがあり、がんの保障は長期間の治療も考慮した保障を考えていくのもポイントのひとつです。