第三者の意見を聞こう!
転職をしよう!と決意してから転職先が決まるまでには思っているよりも長い時間がかかります。
ひとりで最初から頑張っているといつの間にか視野が狭くなり判断を誤ることも。第三者に客観的な意見をもらうことで気づけることも沢山あります。
中でも転職成功者の話は特に参考になります。失敗した方の意見も参考になるでしょう。
意見を聞ける人がいない!そんな時はデータを活用
厚生労働省などが定期的に興味深いデータの発表を行っています。転職Bone!!ではそれらの紹介とともに、独自の評価を行い、転職に活用できるようにしています。
ここでは各業種を参考に紹介してみます。
看護師転職の場合のデータ活用方法
今後3年間の採用予定(平成27年度調査)
新卒よりも転職者が有利なことがわかります。ただしどちらともいえないが33.3%あり、新卒、転職者、どちらでもOKを合わせて56.5%も採用予定があると考えている事業所があることから、慢性的な人手不足な業界であることも伺えます。
医療・福祉業界では比較的転職のしやすい業界ということがわかります。
今後3年間に採用予定の職種(平成27年度調査)
医療・福祉の現場では見事に「専門的・技術的」なことを求めていることがわかります。あくまで経験者の転職が求められていて、新規に入り込むのは難しい業界であることも伺えます。
転職者の採用理由
離職者の補充のために募集をする事業所が多く、専門知識・能力があり、経験がある即戦力が求められています。
事業拡大などによる人員募集とは違った求人であることが伺えます。
5年前を比べた正社員の変化(平成19年調査)
このように約8年前では正社員の数は増えている傾向にありました。
医療施設動態調査(平成 28 年 1 月末概数)
しかしここ数年は病院数、病床数ともに下降傾向にあるという調査結果が出ています。結果的に病院勤務者数の追加募集ではなく、欠員補充という意味合いが大きくなってきていることがわかります。
データ活用の結果
数年前の転職状況とは大きく変わってきています。正社員増加時代から離職者の補充での求人が多くなり、専門知識・経験・能力を買われる時代になってきました。しかし採用予定を持っている事業所は多く、転職者で経験者を採用したい要望が多いにも関わらず、新卒でも転職者でもとにかく採用したいという割合が多いからも、人員不足で背に腹はかえられないといった病院側の事情も透けて見えてきます。
これらのことから今までに一定の経験があれば、給与アップ、スキルアップが見込める可能性は高いといえます。
あとは職場の人間関係だけ。これらを知るためには転職サイトの転職サポートが必要になってきます。転職コンサルタントは病院の状況なども知っていますので、細かく確認し、給与や勤務体系の交渉も行ってもらうのがベストではないでしょうか。